メガネに関する記事
見え方も考慮する、薄型レンズの選び方
こんにちは。
昨夜から山口県も寒波到来で、自宅はエアコンと石油ファンヒーターをダブルで稼働させ、家の隅々まで暖かくなるようにしている店長です。
今日はとても為になる、薄型レンズの選び方についてご紹介致します!
まず当店で常時販売しています単焦点レンズの屈折率は、薄い方から
屈折率別の薄さ
1.74 > 1.67 > 1.60 > 1.55
の4種類です。
もちろん単純に薄い方が良いですが、度数によってオススメも変わります。
当店では近視では-4.00Dを超えてくると1.67超薄型レンズをおすすめしていまして、それ以下の度数では、1.60をおすすめします。
更に、-7.00Dを超えてきたあたりから1.74素材を検討するようにしています。
なぜ検討かと言いますと、見え方の鮮明さが違ってくるからです。
光がレンズを通る時、光の波長によって色のズレが生じます。このズレを『色収差』と言い、色収差が大きいとレンズ越しで見た物の輪郭が色が付いたように滲んで見えるようになります。 レンズ別の滲みの程度は『アッベ数』で表され、この数字が大きいほど滲みが少なくなります。
屈折率別の鮮明順
1.60 > 1.55 > 1.67 > 1.74
の順です。先程の話で-7.00Dを超えてきたあたりから1.74素材を検討と書きましたが、この為です。
屈折率別の割れにくさ
1.60 > 1.67 > 1.74 > 1.55
これは単純にレンズ周辺部が欠けたり、割れることです。1.60では殆ど割れることはないですが(素材に粘りが有る為)1.55は下手をすると落としただけでも簡単に割れてしまいます。
以上の事柄から-4.00Dまでは1.60素材がベストバランス!
それ以上は-1.67素材(僕の場合は薄さを第一にするお客様以外は-8.00くらいまででしたら1.67素材でとどめています。フレームにもよりますが)
-9.00D以上になりますと1.74素材が良いと思います。
ご参考にいて頂けると幸いです。